しみの原因としみ取り

気づけばできていて手を尽くしても全然取れない顔の「しみ」。本当に嫌なものですよね。しみは基本的に紫外線を原因とした色素沈着で、若い頃に中々顕在化しないものですから調子に乗ってケアを怠ると、年をとってから苦労することになります。

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というのは、しみは表面に見えている部分だけではなく、内部からできるものであるため、表面に出てきた時には既に症状が進行している状態であると言え、出てきたものを治すのは容易ではありません。

もう少し詳しい話を。しみのもとであるメラニン色素は皮膚の奥底に保管してあり、その上に真皮質やコラーゲン繊維などがあるのですが、紫外線のエネルギーによりこれらが破壊されると、メラニン色素が表面の方へ漏れだしてきます。

ですから、起こり始めはあまり顕在化しませんが、紫外線でダメージを受け続けるとひっそりと進行していき、しみが見えるレベルになった頃になってから騒いでも遅いというわけです。

とは言え今は現代、医療技術のレベルは格段に進歩し、個人で購入できる化粧品類の効果も非常に高まりました。

確実とはいえないものの、しみ取りの効果も期待できるものが多くあるようです。しみ取りはどうしても時間がかかるものですが、根気よく対策を続けてみてください。

体調変化によりできるしみとそのしみ取り

顔は体調を表す鏡のような役割をはたすことが多々あります。睡眠時間が足りなければくまが出ますし、栄養をきちんと摂っていなければ肌がカサついたりするでしょう。

そして、ホルモンバランスの乱れは顔にしみを作ることもあります。このしみは肝斑と言い、紫外線を受けなくてもできるしみとして女性にはよく知られているでしょう。女性ホルモンが肝斑の発生に深く関わっていると言われています。
肝斑は加齢により発生頻度が増加しますが、他の肌トラブルのような肌の老化が直接の原因になっているものとは違い、加齢によるホルモンバランスの変化が原因となっているようです。ですから加齢だけでなく、体調が悪くてホルモンバランスが乱れれば当然肝斑が発生することがあります。

肝斑の特徴としては、顔に左右対称のシミが出来る事、目や口周りの下あたりにできる事などです。他のしみと成因が全く異なることから治療はやや難しく、したがって予防が大事になります。

先に述べた通り、生活習慣が乱れればホルモンバランスも乱れそれが原因となりがちですので、規則的で健康的な生活習慣を送る必要があります。
もしできてしまった場合、病院でしみ取りの処置も一応してもらえます。根本的な解決に至るかどうかは難しいところですが、不幸にもできてしまった場合は専門医へ相談するべきでしょう。

イボのようなしみとそのしみ取り

顔のしみには様々な種類がありますが、ものによっては良性の腫瘍が発生するものさえあります。脂漏性角化症といい、一般に老人イボと呼ばれるものです。

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黒く盛り上がっている、老人によくみられるイボのことですが、これも実態は紫外線により発生するしみの一種なのです。

多くは年を取ることで発生しますが、その前段階は若い頃から確認することができ、周囲よりうっすらと色が濃くなっていて、うっすらと膨らみがある部分は将来脂漏性角化症になる部分である可能性があります。
これは若いころの紫外線ダメージが老化により顕在化する一つの例であり、前述の通り腫瘍とは言え良性ですので、健康面で過度な心配はいらずこれ自体が何か悪影響を及ぼすと言ったことはありません。

しかし見た目にはかなり目立つことは確かで、それほど年を取らないうちに出てきた場合かなり老けて見えてしまうことは避けられないでしょう。

このしみ取りには、基本的には切除により綺麗に消すことができます。予後は非常によく、切除の難易度も高くはないので早めの処理をおすすめします。この脂漏性角化症が原因としてガンが発生するという話さえあるので、速やかに綺麗にとってしまうべきでしょう。

炎症からできるしみとそのしみ取り

顔のしみ対策と言うと真っ先に浮かぶのは紫外線対策です。これは間違ってはいませんしほとんどのしみの原因は紫外線ですが、それ以外の原因でしみができる事もあります。

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例えば、炎症性の肌トラブルが原因となり、肌トラブルが治った跡としてしみが残ってしまうことがあります。これを炎症性色素沈着と言います。

炎症性色素沈着の原因はにきびやかぶれなどで、例えばにきびで言えば「単に毛穴に脂が詰まっただけの状態」では炎症は起こっていないため関係なく、「毛穴の脂を餌に雑菌が大繁殖し毛穴が炎症を起こした状態」、赤く腫れたいわゆる赤ニキビの状態になってしまうとこの炎症性色素沈着の原因になることがあります。

とにかく、原因の炎症がひどくなればなるほどしみのできる確率もその規模も大きくなるため、炎症を抑えることが何より大切です。

ただ、他のしみのようなじわじわと奥底から進行するものと違い、このしみはすぐにできる分治療も幾分楽で、レーザー治療で綺麗にしみ取りをすることもできます。

にきびの発生を完全に防止することは不可能で、炎症まで発展させない事も、対策はあるものの完全には不可能でしょう。ですから、抗生物質などを使い炎症をなるべく早く止め、その上で皮膚科を受診し専門医に相談するべきです。